13年U-17W杯の出場権を懸けたアジア最終予選にもあたる、
AFC U-16選手権イラン2012は27日にグループリーグ最終戦の試合が行われた。
ここまで1勝1敗の
U-16日本代表は前回王者の北朝鮮と対戦し、3-0で快勝した。この結果、グループCで2位となった日本は30日、勝てばU-17W杯進出が決まる準々決勝でグループDの1位シリアと対戦することが決まった。
GL第2戦で韓国に敗れた結果、この試合は敗れればグループリーグ敗退が決まってしまう大一番となった。
この日の日本は4-3-3システムを採用。中1日での大会ということもあり、韓国戦から実に先発7人を変更して試合に臨んだ。日本のスタメンは以下の通り。
GK
林瑞輝(G大阪ユース)
DF
石田崚真(磐田U-18)、宮原和也(広島ユース)、茂木力也(浦和ユース)、宮本航汰(清水ユース)
MF
鈴木徳真(前橋育英高)、三好康児(川崎F U-18)、水谷拓磨(清水ユース)
FW
中村文哉(G大阪ユース)、杉本太郎(帝京大可児高)、青山景昌(名古屋U18)
絶対に負けられないこの一戦、大事な先制点は今大会初先発の10番・中村が決めた。13分、日本は相手左SBの背後を取った石田に三好がスルーパス。このボールを受けて右サイドを抜けだした石田が中央へ折り返す。これを中村が右足シュートで決めて、日本が先制。
その後も日本はショートパスを中心にボールを動かしながらリズムをつかんでいく。しかし前半半ばから体格に勝る北朝鮮に押し込まれる場面も出始め、37分にはクリアミスからFWリ・グァンソンに決定的なシュートを打たれてしまう。
しかし前半は無失点で抑え、日本もチャンスを作りつつ0-0で終了。
そして49分、日本に追加点で生まれる。杉本が中央やや左よりでボールを受けると、相手DFのマークを外してから強烈な左足シュート。これがゴールに突き刺さって2-0。
53分には最大のピンチ。PAでのルーズボールの競り合いから、鈴木がファウルを取られてPKをとられてしまう。しかしMFチョン・グムソンのキックはGK林がストップ。初出場となる守護神が好セーブを見せた。
日本はその後、56分に青山に代えて小川紘生(浦和ユース)、62分に三好に代えてMF会津雄生(柏U-18)を投入。そして81分、小川がGKをかわしてからのシュートを決めて3-0とする。
84分に水谷に代えてDF大西勇輝(京都U-18)をピッチへ送り込む。今大会3試合でGK田口潤人(横浜FMユース)を除く全選手を起用することもできた日本は、このまま3-0で勝利。
回大会準決勝で敗れている前回王者北朝鮮を破り、決勝トーナメント進出を決めた。次戦、準々決勝はシリア戦。この試合に勝てば、4大会連続のU-17W杯出場が決まる。
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