※東京ヴェルディより3日に行われたJ2開幕戦の東京ヴェルディ対アビスパ福岡は、アウェーの福岡が1-0で勝利した。
東京ヴェルディはホームでの試合で黒星スタートとなったが、17歳の注目FW高木大輔が早速Jリーグデビューを飾った。高木は元プロ野球選手・高木豊氏(現DeNAコーチ)の三男。長兄は清水エスパルスFW高木俊幸、次兄はオランダ・ユトレヒトMF高木善朗。
高木はこの日ベンチスタート。そして0-1で迎えた終盤の84分、FW常盤聡との交代で待望のJデビューを果たした。
高木の持ち味である運動量豊富な追い回しによる守備で見せ場を作った。本来のポジションである攻撃面ではゴールを狙う姿勢は見せたもののシュートゼロに終わったが、Jのピッチにまた新しい才能がひとり立った。
高木は試合後にこう話している。
――プロデビュー戦については?
「プロデビュー戦というより、チームとして一番大事な開幕戦で勝てなかったのは残念です。今日は、ピッチの外から試合を見ている時間のほうが長かったのですが、近くで見ることでとても勉強になりました。出場した時には、相手がどんなサッカーをしてくるかという部分を学ぶことができたので、次に向けて、今日学んだことをしっかりと自分たちの力に変えられればいいと思います」
――出場する時に、コーチからはどんな指示がありましたか?
「コーチからは、サイドからボールを入れるようにするから、中でしっかりボールを持って、こぼれ球も逃さずにゴールを決めてくれと言われました。ボールに触る機会は少なかったけれど、動き出しの面はできたと思うので、試合の状況を見ながら自分のプレーを出して、信用してボールをもらえるようになっていければいいと思います」
――1万人超える観客の中でのプレーした感想は?
「やるべきことが、点を取って勝つということだけだったので、緊張することもなく、ゴールに向かって、自分の仕事に専念するだけでした。次はもっとボールに触れる機会を増やして、良いプレーをしたいと思います」
――ご家族からは連絡は?
「父からはこれに満足せずに頑張れと言われました。しっかり練習を重ねて、ゴールを取れるように成長していきたいです。ゴールを決めることがチームにとってプラスであり、個人としても自信に繋がるし、それが僕の仕事なので、貪欲に求めていきたいですね」」
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