セリエAは24日に第26節の試合をを各地で行った。日本代表DF長友佑都の所属する5位インテルは3位ミランとの「ミラノ・ダービー」を戦い、1-1のドローに終わった。
長友は右SBで先発。71分にはアシストでドローに貢献したが、77分に負傷で交代をしている。
開幕当初の不調がウソのように2013年は好調なミランは今年に入って5勝2分と負けなし。一方のインテルは今年に入って2勝2分3敗と黒星先行。調子が上がらないなかでのダービーマッチとなった。
試合もそんな両チームの状況を表すかのように、前半、ミランが先制した。
ボアテングのスルーパスに若きエースのエル・シャーラウィが抜け出す。長友の裏を取って放ったシュートがゴールネットを揺らした。
さらにミランの攻勢が続く。
エル・シャーラウィに加えて今冬に加入後3試合で4得点と爆発中のバロテッリがゴールを襲っていくが、GKハンダノヴィッチの好セーブもあってスコアはなかなか動かず、結局前半はこのままで終了。
1失点とはいえ、攻撃でまったくいいところのなかったインテルは後半に入って長友を左SBに、サネッティを右SBにスイッチして臨んだ。
55分にはパラシオのクロスにグアリンが飛び込んだが、ここはGKアッビアーティがファインセーブ。
インテルは徐々に調子を取り戻していくと71分、長友がゴールをアシストする。
左サイドから中に切れ込んでいった長友がクロスを入れると、投入されたばかりのスケロットが頭で合わせてゴール。試合は1-1と振り出しに戻った。
しかし77分、長友にアクシデントが発生。負傷でキヴとの交代でピッチを去った。
試合はこのまま1-1で終了し、ミラノダービーは勝ち点1を分け合った。
なお、試合中にはスタンドから明らかにバロテッリを狙ったであろうレーザービームが照射されたり、バナナが投げ込まれるなど、一時騒然とした中で行われた。バロテッリはもともとインテル下部組織出身で、プロデビューもインテルだった。とはいえ、悪質な中傷や妨害は許されるものではないだろう。
<出場メンバー>
■インテル・スタメン
GK
1 サミル・ハンダノヴィッチ
DF
23 アンドレア・ラノッキア
40 ギリェルメ・ヌネス・フアン・ジェズス
55 長友佑都(77分→26 クリスティアン・キヴ)
MF
4 ハビエル・サネッティ
11 リッキー・アルバレス(74分→17 ズドラフコ・クズマノヴィッチ)
14 フレディ・グアリン
19 エステバン・カンビアッソ(69分→7 エセキエル・スケロット)
21 ワルテル・ガルガノ
FW
8 ロドリゴ・パラシオ
99 アントニオ・カッサーノ
・ベンチ
GK
27 ヴィド・ベレツ
30 ファンン・パブロ・カリッソ
DF
33 イブラヒマ・エムバイェ
42 ジョナタン・シセロ・モレイア
MF
5 デヤン・スタンコヴィッチ
10 マテオ・コヴァチッチ
24 マルコ・ベナッシ
28 シモーネ・パサ
FW
18 トンマーゾ・ロッキ
・監督
アンドレア・ストラマッチョーニ
■ACミラン・スタメン
GK
32 クリスティアン・アッビアーティ
DF
2 マティア・デ・シーリョ
5 フィリップ・メクセス
17 クリスティアン・サパタ
MF
4 サリー・ムンタリ(90分→23 マッシモ・アンブロジーニ)
8 アントニオ・ノチェリーノ
10 ケヴィン・プリンス・ボアテング(81分→19 エムバイェ・ニアン)
18 リッカルド・モントリーヴォ
20 イグナツィオ・アバテ
92 ステファン・エル・シャーラウィ(87分→22 ボージャン・クルキッチ)
FW
45 マリオ・バロテッリ
・ベンチ
GK
1 マルコ・アメリア
59 ガブリエル・ヴァスコンセロス
DF
14 バルトシュ・サラモン
76 マリオ・イェペス
77 ルカ・アントニーニ
81 クリスティアン・ザッカルド
MF
12 バカイェ・トラオレ
21 ケヴィン・コンスタン
FW
11 ジャンパオロ・パッツィーニ
・監督
マッシミリアーノ・アッレグリ
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