欧州リーグでプレーする選手は、シーズンに合わせ、その多くが毎年6月末日までの契約を結ぶことが多い。
たとえば2013年6月末日までが契約期間の選手は、それまでにクラブと契約延長しなければ、7月1日からは“晴れて”「自由の身」となる。
「自由の身」といえば聞こえはいいが、つまりは契約満了、放出されることを意味する。一方でフリートランスファー=移籍金ゼロで他クラブに移籍できる権利を得た、という見方もできる。フリーエージェントとなった身を「自由な身分」「お払い箱」と受け止めるかは、やはり選手によって大きく異なるだろう。
この6月7日、プレミアリーグの所属20クラブは「フリー」「リリース」選手を公表した。これは毎年定められたものであるが、この公表により、プレミアリーグで2013年6月末日で契約満了、あるいは放出される選手の総数が154名になることが明らかになった。
なかにはいまだトップレベルのクラブでプレーできるだろう選手たちが名前を連ねている。
アーセナルのFWアンドレイ・アルシャヴィン、チェルシーのFWフローラン・マルダ、フルハムのGKマーク・シュウォーツァー……プレミアだけでも多数のビッグネームが名を連ねていた。
そこで2012-13シーズンを欧州4大リーグでプレーした選手で、今年7月1日からフリートランスファーで移籍できる主な選手を紹介する。なお、6月末日までに契約延長が決まれば当然「自由の身」ではなくなる。なかにはフルハムやウィガン、インテルなどで短期で獲得した選手も目立っている。