
5月25日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝、バイエルン対ドルトムント。この試合、エースFWロベルト・レヴァンドフスキにゴールはなく、1-2でドルトムントは敗れた。
そのレヴァンドフスキ自身には、その対戦相手であるバイエルンへの移籍がまことしやかに噂されている。バイエルンを優勝に導いたユップ・ハインケス監督(今季で退任)が「レヴァンドフスキも長くは待たせないだろう」と移籍を示唆したことがそれに拍車をかけている。
レヴァンドフスキはすでにブンデスリーガ屈指のストライカーとしてその才能の高さは認められていたが、欧州CL準決勝(レアル・マドリー戦第1戦)で史上初の4得点を見せるなど、今大会を通じてその成長曲線は急激な角度で上昇した。今大会、レヴァンドフスキは13試合出場10得点2アシストの活躍を見せ、チームの準優勝に大きく貢献している。
彼はここに至るまでどのような歩みをしてきたのか? その軌跡を紹介したい。