2月6日に行われた国際親善試合の日本代表対ラトビア代表は日本が3-0で勝利しました。
この試合、ザックジャパンは先発11人中10人がいわゆる海外組=欧州組で、国内組と呼ばれるJリーガーは今野泰幸のみ。しかも今野の所属するガンバ大阪は今季J2ということで、代表戦の先発に「J1選手」が一人もいない“異例”の事態となりました。
そもそもメンバー発表時にJリーガーの数が少ないと報じるメディアも多数ありましたが、その理由についてアルベルト・ザッケローニ監督は「インシーズンの選手を中心とするため」と説明はしています。
遠藤保仁もまだまだレギュラー格でしょうから、10人+1人というのは極端かもしれませんが、9人+2人、8人+3人という形は今後もあるかもしれません。
日本も海外でプレーする選手がここ数年で爆発的に増えました。代表に呼ばれていない海外組、最近では“裏海外組”とか“ひっそり系海外組”といわれる選手を含めると、欧州1部、2部リーグ所属選手だけでも50人近くいます。
そんな状況のなかとはいえ、Jリーグファンから見ればやはり寂しいメンバー、スタメンラインナップとなっているのも事実。各メディアやTwitterでサポーターが「国内軽視」「Jリーグ軽視」というに十分な状況でありました。
それでは、こういった状況は「今の日本だけ」の現象なのか? ザックが特別、国内でプレーする選手を軽視しているのか? そこで『SHOT!!』では、他の代表チームの状況を最新2月6日の招集メンバー、スタメンで調べてみました。
まずは日本=Jリーグと同等のほうが比較しやすいかと思いますので、FIFAランキングで日本より一つ上のベルギー、その一つ上のスウェーデン、二つ下(一つ下のアルジェリアは試合がなかったため)のデンマーク代表チームを調べてみました。
自国リーグが世界トップランクであるスペイン、イングランド、ドイツ、イタリアは、そもそも他国リーグに行く必要がないともいえますが参考程度に掲載。
そのほかリーグレベルは高いものの「選手輸出国」でもあるブラジル、アルゼンチン、フランスも調査しました。